ご先祖の宗教 浄土真宗

 大乗仏教の宗派のひとつ。法然が説いた浄土信仰親鸞が継承し、 親鸞歿後に門弟たちが教団として発展させました。古くは一向宗と呼ばれます。
 浄土真宗本願寺派宗紋は下り藤紋。

宗祖 親鸞
  俗名 配流時は藤井善信(父: 日野有範)
 生誕地 山城国宇治郡日野 日野誕生院辺り(京都市伏見区)
  生年 承安3年(1173)
  歿年 弘長2年(12623)11月28日 享年90歳
  略歴 治承5年(1181)9歳 京都青蓮院に入り、後に天台座主慈円のもと得度。
建仁元年(1201)比叡山を下山し、六角堂へ百日参籠を行い夢告を得て、
 東山の法然を訪ねて専修念仏の教えに触れ入門する。
建永2年(1207)弾圧を受けて越後国へ配流となる。
 この頃から恵信尼と結婚する。
建暦元年(1211)赦免され、建保2年(1214)東国布教へ。
62歳・63歳ころ京へ戻り、著作活動にはげむ。
寛元5年(1247)『教行信証』が完成する。
弘長2年(1262)押小路南万里小路東の善法院で入滅する。
 遺骨は鳥部野北辺の大谷に納められた。
明治9年(1876)明治天皇より見真大師の諡号が贈られる。

浄土真宗の歴史

 親鸞入滅後の歴史をみてみます。
 親鸞の曾孫覚如は、「大谷廟堂」の寺院化(本願寺の成立)に取り組み、自身は本願寺三世と称して本願寺教団の基礎をつくります。 この動きに関東門弟の系譜を継ぐ佛光寺派は京都佛光寺を本拠地に、高田派は一身田専修寺を本拠地として、次第に本願寺に対抗的な立場を取り布教活動を行います。
 本願寺は本願寺八世の蓮如が登場することで急速に発展・拡大していきます。
 蓮如は、人々が平等に教えを聞くことが出来ると呼ばれる民衆組織をつくり、教義を分かり易く手紙形式の『御文』にまとめ、一般に広く教化しました。 また勤行のやり方も改正して、朝・夕に親鸞の著作を唱えることとし、一般の門徒が受け入れられやすい方式にかえています。
 そして門徒個人が所有する道場や村落ごとに形成された惣道場に、本尊として「六字名号」や「阿弥陀如来絵像」を与え、布教を推進させると同時に門徒を組織化していきました。

 一向宗と呼ばれるようになった門徒衆は強い団結力を持ち、そこに真宗に改宗した国人・土豪が加わることで、時の施政者(大名など)に対抗できる勢力を持つに至りました。
 一向一揆と呼ばれる門徒集団は大名に対して各地で反乱を起こします。その威勢は強く、加賀一向一揆は加賀国守護富樫政親を滅ぼして、一時期門徒衆による加賀支配を実現させています。 反体制である一向一揆を恐れた大名達は一向宗の禁教令を出し、織田信長にみられるように徹底的に弾圧していきました。なかでも薩摩藩は江戸時代も一向宗を禁教としています。
 越前国吉崎より京に戻った蓮如は文明14年(1482)に山科本願寺を建立します。しかし一向宗の勢威を恐れた細川晴元は日蓮宗徒と結び、天文元年(1532)に山科本願寺を焼き討ちした。 (真宗では「天文の錯乱」、日蓮宗では「天文法華の乱」)。これにより大坂石山の坊舎に本拠地が移し、石山本願寺一向宗の中心となります。
 石山本願寺の伽藍は周囲に堀や土塁を築き、塀・柵をめぐらした堅固な城郭そのもので、その周辺には寺内町も形成され、北陸・西日本地域の一向宗門徒の勢力を背景に戦国大名並の経済力を軍事力を持ち合わせていました。 その影響力は、天皇・公家衆や東国の戦国大名家に及び、これらと同盟や縁戚関係を結び、盤石な基盤を築き上げていました。 しかしそこに立ちはだかったのが織田信長でした。

 織田信長が征夷大将軍足利義昭と対立するようになると、本願寺十一世顕如は足利義昭に味方し、元亀元年(1570)諸国の門徒衆に反信長の決起を促しました。 これ以降、織田信長との戦いは、途中和睦中断をはさみながら、天正8年(1580)正親町天皇の仲介による和議成立まで11年間続くことになります。 しかし真宗諸派全体が本願寺に同調したわけではなく、越前専修寺派門徒(高田門徒・三門徒)は本願寺門徒と交戦しています。

 天正19年(1591)、豊臣秀吉は顕如に京都七条堀川の土地を与え、本願寺の再興を許可します。 ところが石山退去時の強硬派と穏健派のその後の処遇をめぐって教団内部が対立し、それが主因となり穏健派に推された顕如の三男准如が本願寺を継承しました。 顕如の長男教如は徳川家康に接近し、慶長7年(1602)家康から京都七条烏丸に土地を与えられ、東本願寺(真宗大谷派)が分立しました。

宗派と寺院
浄土真宗本願寺派 本山:龍谷山本願寺 京都市下京区
真宗大谷派 本山:真宗本廟 京都市下京区
真宗高田派 本山:高田山専修寺 三重県津市一身田
真宗仏光寺派 本山:渋谷山仏光寺 京都市下京区
真宗興正寺派 本山:円頓山興正寺 京都市下京区
真宗木辺派 本山:遍照山錦織寺 滋賀県野洲市
真宗出雲路派 本山:出雲路山毫摂寺 福井県越前市
真宗誠照寺派 本山:上野山誠照寺 福井県鯖江市
真宗出雲路派 本山:出雲路山毫摂寺 福井県越前市
真宗三門徒派 本山:中野山専照寺 福井県福井市
真宗山元派 本山:山元山證誠寺 福井県鯖江市

浄土真宗の全国寺院分布
『全国寺院名鑑』(全日本仏教会寺院名鑑刊行会)によると、浄土真宗の分布は以下の通りです。
北陸と関西と東海地方に多く、東北と北関東と四国地方は少ない傾向があります。

【浄土真宗の県別寺院数】
北海道
青森
秋田 岩手
山形 宮城
石川 富山 新潟 福島
長崎 佐賀 福岡 山口 島根 鳥取 兵庫 京都 滋賀 福井 長野 群馬 栃木 茨城
熊本 大分 広島 岡山 大阪 奈良 岐阜 山梨 埼玉 千葉
鹿児島 宮崎 和歌山 三重 愛知 静岡 神奈川 東京
愛媛 香川
沖縄 高知 徳島
寺院数
1300以上
1299〜1100
1099〜900
899〜700
699〜500
499〜300
299〜100
99〜0

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