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「200年のご先祖調べ」「400年のご先祖調べ」とは?

 「200年のご先祖調べ」「400年のご先祖調べ」は戸籍調査の土台の上で、 200年もしくは400年を目標にご先祖様をさかのぼり調査するサービスです。
既存の家系図の多くは俗名・命日・戒名の記載が中心で、そこからご先祖様の生きた時代や人となりを理解するのは容易でありません。
 旧家に伝わる家伝系譜を拝見すると、先祖が残した事績が記されています。 商家の家系譜に至っては子孫へ伝える教訓的な内容まで盛り込まれています。
これらの家伝系譜は子孫への訓戒の書であり、奮い立たせる啓発書にもなっています。
私たちのような庶民の場合、関係する歴史史料は乏しいの現状ですが、 時代の様子、村の有り様、関係する事件史を理解するだけでも、先祖の生き様を感じることが出来ます。
 ⇒江戸時代の平均的な農家の一生(ライフサイクル)
 ⇒江戸時代の平均的な武家の一生(ライフサイクル)
 ⇒先祖の暮らしと貨幣制度
 ⇒昭和期の軍歴証明

 調査の実例ですが、江戸時代末期に生きたご先祖様の境遇を説明したところ、
お客様は、「あのご先祖様の境遇は、たぶんお婆さんに似ています。
言っていることはよく分かります。」
と話して下さいました。
ご子孫とご先祖は心でつながっているんですね。

こんな人におすすめ
「戸籍で分かった先祖より古いことが知りたい」
「江戸時代のご先祖様の職業や居住地が知りたい」
「位牌や過去帳にあるご先祖様との関係を知りたい」
「墓地を新しくするのに古い墓石を整理したい」
「先祖からの言い伝えや記録を確認したい」
「子孫へ残す先祖の歴史をまとめておきたい」などなど、

 戸籍調査だけでも、はじめて聞くご先祖の名前が多いものです。 「200年のご先祖調査」「400年のご先祖調査」ではさらに古いご先祖の足跡を調べます。
歴史史料の残存状況にもよりますが、調査を通じて先祖の生活風景や足跡を知ることができます。 農家・商家・漁師であれば先祖の居住地や経済状態、村における役職、神社祭祀や先祖祭祀の状況など、 武家であれば家中における位置や役職、居住地、業績などです。
 「天明・天保の大飢饉」「安政の大地震」などの自然災害や、大火の記録は多くの村に残っています。 どのような被害を受けて、いかに立ち直ったかなど、私たちを鼓舞する内容を見つけることも出来ます。

 ただし先祖調査員にとって大きな難題があります。
それは家よって状況は違うので、同じ程度の内容を調べることができない、という悩みです。 同じ村でも、A家は戦国時代まで分かり、役職や業績まで分かった。 一方のB家は江戸末期までしか分からない。
 また地域性もあります。
例えば、「関東地方で有効な墓石調査が北陸地方や一部の九州地方では期待できない。」 「東日本の日本海側では戸主の襲名がよくみられますが、太平洋側ではその傾向が少ない。」などです。
苗字分布に「東日本型」と「西日本型」ありますが、私自身の調査経験から現地調査のポイントにも地域的傾向があることが分かってきました。

ご先祖調査の主な内容
家に伝わる先祖祭祀記録と伝承
 各家の仏壇には位牌過去帳などのご先祖記録が残されています。
大本家になると、数種類の位牌や過去帳を持つ場合があります。また、作られた経緯も重要となりますので必ず確認します。
 墓石も重要です。「先祖調べは墓石にはじまり、墓石に終わる」といいますが、墓石は多くのことを教えてくれます。 墓石に書かれた文字も重要ですが、墓石の形状、配置、寺墓地内の場所、他家との位置関係などから、貴重な情報を得ることができます。
かつて大分県を調査した時は50基ほどの一族墓地があり、すべての墓石を読み取り、関連性を明確にした墓地図を作成するのに、 4時間も墓地に張り付いていました。

 本家その上の大本家を探し当て伝承の聞き取りをして、古記録を調査させていただきます。
なかには家伝系図由緒書をお持ちの旧家もあります。
それらは家宝であり、とても貴重なものです。歴史史料であると同時、家のアイデンティティの象徴でもあります。 たとえ史実に異なる箇所があったとしても、心情的な価値はかわりません。 その先祖の歴史と想いを理解して取り扱う必要があります。

寺社に伝わる先祖祭祀記録と伝承
 私のご先祖調査で楽しみの一つが、ご住職や神主さんとお会いすることです。
お寺の古記録を拝見させていただくのですが、可能な限りお客様や檀家さんと訪問します。 ご住職も安心しますし、何よりもお客様が貴重な話を直接聞けるからです。
特に老僧やご婦人は村の歴史や旧家の由来に詳しく、たくさんの情報源をご存知です。 ご住職の紹介でお尋ねすると、貴重な情報をたくさん得ることができます。
 そして何よりご住職の宗教観や人生観をお聞きするのことは勉強になります。
途上国の学校を建設したご住職人生書を出版されたご住職妻帯せず仏道修行に生涯ささげるご住職仏教史料を研究し歴史探訪ツアーを企画されるご住職など、 素晴らしいご住職にお会いしました。その出会いをお客様にお話しすると、とても喜ばれます。
 いずれにせよ、お寺や神社に残る史料は貴重なものです。無理にお願いせず、ご住職の配慮にゆだねることが必要です。

郷土の史料や古文書と伝承
 一つの調査で50冊から100冊の文献に目を通しますが、その大半は地元の郷土史になります。 多くは県立市立の中央図書館や博物館・歴史資料館にありますが、学芸員も見たことが無い古い郷土史料が残っている場合があります。
 このような史料は地元の郷土史家、博物館・歴史資料館の学芸員、市史編纂室などの行政機関などに協力していただき、入手することもありますが、 誰も知らない古文書史料を旧家から発見することが稀にあります。そんな時は宝物を発見したような感動を覚えます。
家蔵文書は保存と取扱いが難しい場合が多く、自治体に調査を依頼し、寄託・寄贈することを薦めています。

 有益な情報をいかに入手するかが、ある意味調査員の腕の見せ所です。
20年以上ご先祖調査を行ってきましたので、個人的な情報の蓄積はかなりになります。
しかし、平成9年発行の『日本苗字大辞典』によれば日本の苗字数は約29万、江戸時代の村数は約6万3500もあります。 まだまだ知らない情報・史料がいっぱいです。
 幸い長年の経験から、全国に散らばる同業者・苗字研究家・家紋研究家・家系学研究家・郷土史家とのネットワークができ、 史料の所在、苗字の由来などの情報を交換しています。これらのネットワークと人脈は先祖調査の大きな助けになります。


家によって異なる調査の現場
 古文書や先祖史料はそれぞれの家や地域によって保存状況が異なります。よって調査をやってみなければ分からないというのが正直なところです。
そのため調査結果の濃淡の差が生まれてしまいます。これはどうしようもありません。
調査方法の基本は同じでも、調査を深めていくと視点をかえる必要にせまられます。
同じ農村でも戦国期以前からの古い農村、新田開拓の農村、半農半漁の村、鉱山労働の村などでは、 分家の慣行や人の移動、先祖祭祀の内容など異なります。あるべき史料が無かったたり、一般的でない家の関係があります。 よって常に先入観をもたず、ゼロから学ぶ気持ちでいかないと「迷宮入り」となってしまいます。
これはどの世界でも共通していますね。
   →詳しくはをご参照ください

お問い合わせ

200年のご先祖調べ

1800年頃までの約200年間、直系先祖をたどります。
代数としては7~10代
になります。

調査・業務内容「200年のご先祖調べ」を参照
 (1) 現地調査
  位牌・過去帳・墓地の調査 菩提寺や神社の記録調査(可能であれば)
  本家分家の聞き取り調査 村の古老の聞き取り調査など
  郷土史家・研究者、研究機関での調査など
  約2~3日間での調査を予定していますが、
  延長する場合もあります。
 (2) 文献資料調査
  地元郷土史料や姓氏関係の文献調査、庄屋文書や
  藩政史料の調査など
 (3) 資料整理・報告書作成
 (4) 家系譜作成

納品までの期間
 調査期間:約2~3ヶ月(目安)
  但し、調査地が遠方の場合は期間が超える可能性があります。
  戸籍取得を代行する場合はプラス1ヶ月かかります。
 系譜製作期間:約1ヶ月(目安)
  お客様の原稿確認をいただき、製作に取り掛かってからの期間です。

商品価格
 標準価格 495,000円
 すべての戸籍を取得されている方は、8,800円を割引します。
 まずは見積もりをお出しします。
 ご納得して頂き調査に入りますのでご安心ください。
  ※遠隔地の場合は別に出張調査経費がかかります。
  出張調査経費には交通費・宿泊費・レンタカー代・
  菩提寺などへのお礼が含まれます。

お見積

商品内容
 和とじ本家系譜(印刷清書タイプ)  ⇒ 商品の紹介
 調査報告書(○○家系譜考) A4ファイルタイプ
現地調査でのインタビュー内容やエピソード、苗字・家紋の由来、調査地の写真、系図分析のポイント、収集資料などをまとめています。
報告書の文体は、読みやすさを重視して「です・ます調」で書いています。
報告書の項目や分量は調査内容により異なりますが、本文と添付資料を合わせて50ページ~100ページほどのページ数になります。
調査報告書 調査報告書 調査報告書 調査報告書

 縦系図
  調査報告書に含まれます。家系の流れを理解するのに最適です。
調査報告書 調査報告書 調査報告書

 ご先祖一覧表、生存年代表、墓地図など
  調査内容に応じて「ご先祖一覧表(法名戒名表)」「生存年代表」「墓地図」
  「住居地図」などの資料が加わります。

 参考資料の添付
  現地調査で収集した郷土資料や古文書史料を添付します。

オプション
 他の系譜形式での作成
 折本家系譜での作成 商品価格プラス88.000円 ⇒ 商品の紹介
  表装布が新金襴美術織物の場合はプラス11.000円になります。
  毛筆清書での作成費は、別途見積致します。
 掛軸家系図作成・金襴仏表装 商品価格プラス121.000円
    ⇒ 商品の紹介
 掛軸家系図作成・三段表装 商品価格プラス88.000円
  毛筆清書での作成費は、別途見積致します。
費用の支払い方法
 契約時に12万円、調査期間中に30万円
 納品時に残額の清算をお願いします。

調査不可の場合
 所定の調査を行い戸籍以上の情報が不明の場合
 495,000円+出張調査経費の料金から
 88,000円を返金いたします。
 ※和とじ本家系譜、並びに現地調査や文献調査の報告書はお渡しします。

出張調査経費(遠隔地の場合)
 お客様の経済的負担を減らす意味で、出張調査経費は別に設けました。
 不必要な調査を省き、お客様の知りたい内容に焦点を絞ることが出来ます。

 「200年のご先祖調べ」の出張調査経費の目安
  プラス0円・・・京都(南部)・滋賀(南部)・奈良(北部)・大阪(北部)
  プラス約4~6万円・・・福井・岐阜・愛知・三重・和歌山・兵庫
  プラス約5~8万円・・・富山・石川・長野・岡山・香川・徳島
  プラス10万円~・・・関東・九州地方より遠距離
 しかし、調査の進展状況によっては追加費用が必要な場合もあります。
 その時は適時相談し進めていきます。

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