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苗字の由来

代表的な苗字(名字)の由来と使用家紋を紹介します。

斎藤氏の由来と使用家紋
「斎藤氏」は、全国軒数第19位の大姓です。
以下は『都道府県別件数順位』の200位内です。
※電子電話帳「写録宝夢巣 Ver.9.01」(日本ソフト販売)より
 北海道(15位)  青森(8位) 岩手(22位)
 宮城 (10位) 秋田(6位) 山形(4位)
 福島(4位) 茨城(9位) 栃木(6位)
 群馬(7位)
 埼玉(11位) 千葉(10位)
 東京(14位) 神奈川(14位) 新潟(31位)
 富山(50位) 石川(165位) 福井(17位)
 山梨(27位) 静岡(45位) 愛知(73位)
 三重(107位) 徳島(123位)
東北地方・北関東に多い苗字です。それに比べて西日本は多くありません。典型的な東日本の苗字です。

斎藤氏の由来と家紋
斎藤氏は「斎宮」に由来します。 「斎宮」とは天皇の名代として伊勢神宮に遣わされた皇女、またその居所をいい、天皇が即位すると未婚の内親王または女王から選ばれます。 「斎宮」に関する事務をつかさどる役所を斎宮寮といい、その長官が斎宮頭です。
斎宮寮に勤めた藤原氏が斎藤氏を名乗ったと考えることができます。
名字の多くが地名に由来しますが、斎藤氏は職業・官職に由来します。

主な斎藤氏の出自は以下の通りです。
藤原北家藤原利仁流の斎藤氏
鎮守府将軍藤原利仁の子叙用斎宮頭となり、官名の一字をとって斎藤氏を名乗ったことに始まります。 子孫は越前・加賀を中心に北陸一帯に勢力を築きます。加賀斎藤氏からは堀氏・林氏・富樫氏が分出し、越前斎藤氏からは疋田氏・吉原氏・河合氏が出ています。
越前斎藤氏の庶流美濃斎藤氏
斎藤道三で知られる美濃斎藤氏は、越前斎藤氏の庶流赤塚斎藤景頼が美濃目代(国司代官)として越前から移り住んだことに始まります。 室町時代に美濃守護土岐氏に仕えて頭角を現し、斎藤利政は守護土岐頼益の守護代となりました。
●上野国岩櫃城の藤原北家藤原秀郷流の斎藤氏
初代の斎藤憲行は藤原秀郷の後裔吾妻氏の遺児とも、藤原秀郷の四代孫藤原助宗の後裔斎藤基国の嫡子ともいいます。
●豊後国海部郡丹生庄(大分市)を根拠地とする豊後斎藤氏
戦国後期、大友氏の重臣として活動したことが知られます。斎藤実盛の妻の甥宮六兼杖国平が大友親能に仕えて豊後斎藤氏の祖となったといいます。

主な使用家紋としては、「撫子紋」「六つ葉柏紋」「下り藤紋」「矢筈紋」などがあります。

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清水氏の由来と使用家紋
「清水氏」は、全国軒数第20位の大姓です。
以下は『都道府県別件数順位』の200位内です。
※電子電話帳「写録宝夢巣 Ver.9.01」(日本ソフト販売)より
 北海道(38位)  青森(111位) 岩手(77位)
 宮城 (93位) 秋田(67位) 山形(162位)
 福島(119位) 茨城(34位) 栃木(38位)
 群馬(5位) 埼玉(14位) 千葉(27位)
 東京(13位) 神奈川(20位) 新潟(25位)
 富山(9位) 石川(15位) 福井(8位)
 山梨(4位) 長野(7位) 岐阜(16位)
 静岡(29位) 愛知(31位) 三重(23位)
 滋賀(10位) 京都(19位) 大阪(29位)
 兵庫(24位) 奈良(44位) 和歌山(43位)
 鳥取(22位) 島根(65位) 岡山(32位)
 広島(38位) 山口(28位) 徳島(62位)
 香川(121位) 愛媛(24位) 高知(168位)
 福岡(66位) 佐賀(197位) 長崎(100位)
 熊本(137位) 大分(55位) 宮崎(41位)
 鹿児島(111位)
大都市圏を除いた軒数では埼玉県・神奈川県を中心とする首都圏と長野県が多く、軒数順位では甲信越地方と北陸と滋賀県がベスト10内にあります。 中日本に多く、周辺部の九州・東北地方は少なくなっています。

清水氏の由来と家紋
清水は「清水の湧く場所」を意味します。井上が人工的な水源であるのに対して、清水は自然の水源といえるでしょう。 よって地名としては山間部や山際に多いと考えられます。
清水は生きるにおいて欠くことが出来ないものです。よって地名も多く、清水単独あるいは清水を冠した大字だけでも200ほどあります。 小字も含めれば相当な数になります。

主な清水氏は以下の通りです。
●出羽国最上郡大蔵村清水(大蔵村)におこる清和源氏斯波氏族の清水氏
斯波兼頼のひ孫成沢満久が当地に清水城を築き清水氏を名乗っています。
●常陸国久慈郡清水之郷におこる藤原姓の清水氏
清水肥前守通愛が当地に住み清水氏を名乗ったといいます。
●美濃国大野郡清水村(揖斐川町)におこる清和源氏山県氏族の清水氏
山県国政の四男頼兼が大野郡清水村に所領を得て清水氏を名乗っています。
備中高松城主の清水氏
豊臣秀吉軍を迎え撃った清水宗治は、古代豪族田使首の後裔や、平清盛に使えた難波三郎経遠の末裔といわれています。

この他にも桓武平氏維盛流の紀伊清水氏・藤原姓須藤氏族の清水氏・木曽義仲の子清水義隆末裔・清和源氏新宮行家の末裔信濃清水氏・ 中原氏族の近江清水氏などがあります。戦国大名の家臣に清水氏が数多くみられます。
主な使用家紋としては、「違い鷹の羽紋」「下り藤に水の字紋」「沢潟紋」「九枚笹紋」「三つ柏紋」「井桁紋」などがあります。


山崎氏の由来と使用家紋
「山崎氏」は、全国軒数第21位の大姓です。
以下は『都道府県別件数順位』の200位内です。
※電子電話帳「写録宝夢巣 Ver.9.01」(日本ソフト販売)より
 北海道(24位)  青森(49位) 岩手(34位)
 宮城 (82位) 秋田(74位) 山形(194位)
 福島(76位) 茨城(28位) 栃木(30位)
 群馬(51位) 埼玉(16位) 千葉(18位)
 東京(20位) 神奈川(24位) 新潟(19位)
 富山(6位) 石川(10位) 福井(23位)
 山梨(141位)  長野(9位) 岐阜(161位)
 静岡(28位) 愛知(68位) 三重(56位)
 滋賀(50位) 京都(37位) 大阪(35位)
 兵庫(46位) 奈良(61位) 和歌山(19位)
 鳥取(25位) 島根(12位) 岡山(33位)
 広島(23位) 山口(39位) 徳島(117位)
 香川(75位) 愛媛(58位) 高知(3位)
 福岡(24位) 佐賀(18位) 長崎(13位)
 熊本(54位) 大分(45位) 宮崎(46位)
 鹿児島(37位)
大都市圏を除いた軒数では埼玉県・神奈川県を中心とする南関東、長野県・新潟県に集中がみられます。 軒数順位でみると富山・石川・高知県が上位にあります。 一方、東北地方や九州南部には少ない名字です。比較的林氏と似た傾向です。
なお東日本では「ヤマザキ」と濁りますが、西日本では「ヤマサキ」と濁らないのが一般的です。

山崎氏の由来と家紋
山崎は「山の稜線の先端」を意味する地形姓です。地名も全国に広がっています。 「山﨑」や「山嵜」といった異体字を使う苗字もありますが、基本的には同じルーツです。

主な山崎氏は以下の通りです。
●近江国犬上郡山前庄(東近江市)におこる宇多源氏佐々木氏族の山崎氏
佐々木行家の子佐々木憲家が山崎氏を名乗っています。相模国鎌倉郡山崎(鎌倉市)発祥ともいう。 山崎片家は織田信長・豊臣秀吉に仕え、山崎家治は徳川家康に仕えて讃岐国丸亀藩主となります。
同じ佐々木氏族からは隠岐氏流山崎氏や、佐々木秀綱の五男重清に始まる山崎氏があります。
●山城国乙訓郡山崎村におこる村上源氏赤松氏流の山崎氏
赤松氏範の子孫肥前守某が山崎氏を名乗り、その末裔山崎長時は越前朝倉孝景に仕えています。加賀前田家の家臣となった子孫もいます。 同地からは橘姓山崎氏もおこっています。
京都下鴨神社の社家の山崎氏
掃部姓と靫負姓の山崎氏があります。
●薩摩国伊佐郡山崎郷(さつま町)におこる桓武平氏渋谷氏族の山崎氏
渋谷氏族の祁答院重茂の三男重道が山崎氏を名乗っています。
●武蔵国におこる横山党・猪俣党の山崎氏
武蔵七党横山党の野原三郎義兼の子兼光、 猪俣党の藤田能兼の子国氏が山崎氏を名乗っています。一族は関東に広がります。
この他、肥後菊池氏族、美作・周防・土佐をはじめ多くの中世土豪の山崎氏があります。

出自が多彩なだけに、使用家紋も多くあります。
主な使用家紋としては、「四つ目結紋」「橘文字紋」「輪違い紋」「小槌紋」「蛇の目紋」「檜扇紋」「笹竜胆紋」などがあります。

※姓氏の出自や由緒には諸説あります。このサイトではすべてを網羅できておりません。
 参考の一つにしてください。
 また出自や由緒、来歴についての質問は受けかねます。ご了承ください。

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