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苗字の由来

代表的な苗字(名字)の由来と使用家紋を紹介します。

阿部氏の由来と使用家紋
「阿部氏」は、全国軒数第22位の大姓です。
以下は『都道府県別件数順位』の200位内です。
※電子電話帳「写録宝夢巣 Ver.9.01」(日本ソフト販売)より
 北海道(14位)・青森(30位)・岩手(8位)
 宮城(5位)・秋田(9位)・山形(6位)
 福島(11位)・茨城(69位)・栃木(19位)
 群馬(32位)・埼玉(43位)・千葉(36位)
 東京(28位)・神奈川(29位)・新潟(6位)
 長野(94位)・静岡(139位)・愛知(122位)
 大阪(148位)・兵庫(135位)・鳥取(140位)
 岡山(95位)・山口(77位)・徳島(10位)
 香川(159位)・愛媛(30位)・福岡(74位)
 大分(9位)・宮崎(178位)
斎藤氏に似て東北地方・北関東に多く、それに比べて西日本には少ない苗字です。典型的な東日本の苗字です。
軒数順位をみると、四国の東の玄関である徳島県、九州の東の玄関である大分県で上位にきています。

阿部氏の由来と家紋
「あべ」は低湿地、あるいは余部の略ともいい、また食物供献儀礼の饗(あえ)にちなむともいいます。 「安部」や「安倍」にも通じ、「阿部」「安部」「安倍」の付く地名は全国にみられます。

主な阿部氏の出自は以下の通りです。
●古代屈指の名族孝元天皇の皇子大彦命の末裔阿部氏
発祥地は、大和国十市郡阿倍(桜井市)あるいは大和国葛下郡阿倍、伊賀国阿拝郡など様々な説があります。 古事記には大彦命の子である「建沼河別命は阿倍臣などの祖なり」とあります。 その後阿倍臣は、布施・引田・狛・長田などに分裂し、蝦夷征討で知られる阿倍比羅夫は引田流です。
平安時代中期では陰陽師安倍晴明が知られています。室町時代には土御門家を名乗り、陰陽道の家として存続しています。
備後福山藩主となる阿部氏はこの末裔とされています。
陸奥の豪族安倍氏
安倍氏は、現在の岩手県内陸部を拠点に青森県東部から宮城県南部を支配下におき、勢力を誇っていました。しかし安倍頼時が朝廷と対立し、その子安倍貞任とともに源頼義率いる征討軍と戦い敗れます。「前九年の役」 これにより安倍氏は勢力を失い、奥州は清原氏、そして奥州藤原氏が興隆することになります。
そのルーツは神武天皇と戦った長脛彦の兄安日彦を祖とする説や、中央の安倍氏が下向し土着した説、朝廷に従った蝦夷(俘囚)とする説があります。 安倍貞任の子孫を名乗る氏族の安東氏安藤氏、その後裔の戦国大名秋田氏があります。
滋野氏海野氏族の安倍氏
信濃国の名族滋野氏流の海野幸義の子の頼真を祖とし、駿河国安倍郡安部谷へ移住し安部を名乗ったといいます。 戦国時代には駿河今川氏に属し、今川氏滅亡後は徳川氏に従い、安部信盛が武蔵国岡部藩主となっています。

主な使用家紋としては、「安部梶の葉紋」「違い鷹の羽紋」などがあります。

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森氏の由来と使用家紋
「森氏」は、全国軒数第23位の大姓です。
以下は『都道府県別件数順位』の200位内です。
※電子電話帳「写録宝夢巣 Ver.9.01」(日本ソフト販売)より
 北海道(34位)・ 青森(91位)・岩手(105位)
 宮城 (37位)・山形(76位)
 福島(66位)・茨城(89位)・栃木(77位)
 群馬(131位)・埼玉(47位)・千葉(26位)
 東京(33位)・神奈川(26位)・
 富山(19位)・石川(21位)・福井(57位)
 長野(155位)・岐阜(10位)
 静岡(35位)・愛知(17位)・三重(9位)
 滋賀(18位)・京都(22位)・大阪(17位)
 兵庫(27位)・奈良(34位)・和歌山(17位)
 鳥取(50位)・島根(145位)・岡山(27位)
 広島(60位)・山口(129位)・徳島(4位)
 香川(6位)
・愛媛(28位)・高知(30位)
 福岡(16位)・佐賀(17位)・長崎(8位)
 熊本(30位)・大分(29位)・宮崎(33位)
 鹿児島(15位)
大都市圏を除いた軒数では愛知県を中心とする東海地方に集住しています。 軒数順位では東海地方の岐阜県・三重県と四国の徳島県・香川県、そして長崎県がベスト10内にあります。 中日本に多く、東日本は少なくなっています。

森氏の由来と家紋
森は「樹木が密集し生い茂る場所」を意味し、林氏と同様に地形姓です。地名としても、大字は北海道から九州までほぼ全国にあり、小字を含めれば相当するになります。
「鎮守の森」というように古代より森は神聖な場所とされ、上賀茂神社禰宜家など森氏を名乗る神官系統も少なくありません。

主な森氏は以下の通りです。
●相模国愛甲郡森(毛利)荘(厚木市)におこる清和源氏義家流の森氏
織田信長の近習森蘭丸で知られる森氏です。源義家の子義隆が同地に住んで森冠者と称したことに始まります。 子孫の森定氏は美濃国へ移住し、森氏は守護土岐家の被官となります。土岐家が滅びると、森可成は斎藤道三そして織田信長に仕えています。
森蘭丸森可成の三男で「本能寺の変」で戦死します。 家督を継いだ二男森長可は豊臣秀吉に仕えて戦死、末弟の森忠政が跡を継ぎ、徳川家康に付いて津山藩主となっています。
●近江国愛智郡森(東近江市)におこる宇多源氏佐々木六角氏流の森氏
六角満綱の子孫といいます。
●豊後国玖珠郡森(玖珠町)におこる清原氏族の森氏
玖珠郡衆の一つです。

この他にも紀伊国名草郡の忌部宿祢末裔森氏・紀伊国在田郡の湯浅党森氏・武蔵国多摩郡の丹姓秩父氏流森氏・肥後菊池氏流森氏・ 藤原秀郷流淵名氏流森氏などがあります。
出自が多彩なだけに家紋も多く、主な使用家紋としては、「鶴の丸紋」「対い鶴紋」「五三桐紋」「釘抜紋」などがあります。


池田氏の由来と使用家紋
「池田氏」は、全国軒数第24位の大姓です。
以下は『都道府県別件数順位』の200位内です。
※電子電話帳「写録宝夢巣 Ver.9.01」(日本ソフト販売)より
 北海道(28位)  青森(183位) 岩手(151位)
 宮城 (108位) 秋田(42位) 山形(25位)
 福島(100位) 茨城(36位) 栃木(40位)
 群馬(78位) 埼玉(41位) 千葉(23位)
 東京(27位) 神奈川(31位) 新潟(20位)
 富山(24位) 石川(17位) 福井(49位)
 山梨(135位) 長野(31位) 岐阜(130位)
 静岡(33位) 愛知(77位) 三重(50位)
 滋賀(39位) 京都(44位) 大阪(23位)
 兵庫(30位) 奈良(27位) 和歌山(42位)
 鳥取(63位) 島根(52位) 岡山(14位)
 広島(17位) 山口(38位) 徳島(166位)
 香川(24位) 愛媛(27位) 高知(53位)
 福岡(18位) 佐賀(6位) 長崎(15位)
 熊本(18位) 大分(44位) 宮崎(26位)
 鹿児島(8位)
大都市圏を除いた軒数では北海道、埼玉県・神奈川県・千葉県を中心とする南関東、兵庫県・岡山県・広島県の瀬戸内地域に集中がみられます。 軒数順位でみると佐賀県・鹿児島県が上位にあります。 一方、東北地方には少ない名字です。


池田氏の由来と家紋
池田は「池の近くにある田」を意味する地形姓です。地名も全国に広がっていますが、稲作地帯に多いようです。

主な池田氏は以下の通りです。
●和泉国和泉郡池田(和泉市)におこる池田首
この末裔は摂津国と美濃国に荘官として赴任し池田荘を開いたとされます。
●摂津国豊島郡池田村(池田市)の清和源氏の池田氏
源頼政の弟源仲政の四男源泰政が池田氏の養子に入り、池田氏を名乗ります。 池田勝正は織田信長に仕えますが、15代将軍足利義昭と信長が対立すると義昭に就いて没落しました。
●美濃国池田郡池田荘(池田町)の清和源氏土岐氏流の池田氏
土岐頼清の子頼忠が池田氏を名乗ります。
また紀姓池田氏もあり、紀維実が生母(池田惟将娘)の所縁で美濃国池田郷を伝領し、池田氏を名乗りました。
●近江国甲賀郡池田(甲賀市)におこる宇多源氏佐々木氏流の池田氏
京極満信の孫定信が池田氏を名乗っています。 池田秀氏は豊臣秀吉に仕え、伊予国・阿波国などに2万石を領しましたが、「関ヶ原の戦い」で西軍に属して改易されました。
●尾張国の池田氏
近世大名となった池田氏です。摂津池田氏の分流で美濃より尾張へ移住したといいますが明らかではありません。、 池田恒利は織田信秀に仕え、池田恒興は豊臣秀吉に仕えて頭角を現します。 恒興の次男池田輝政は徳川家康の娘婿となり、外様ながら破格の待遇を受けるようになります。 そして「関ヶ原の戦い」で東軍徳川方につき、播磨姫路藩主となります。 一族から岡山藩主池田家・鳥取藩主池田家が出ています。
この他、秀郷流尾藤氏族の池田氏、出羽の藤原秀郷流の池田氏などがあります。

主な使用家紋としては、「木瓜紋」「揚羽蝶紋」「四つ目結紋」などがあります。

※姓氏の出自や由緒には諸説あります。このサイトではすべてを網羅できておりません。
 参考の一つにしてください。
 また出自や由緒、来歴についての質問は受けかねます。ご了承ください。

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