戸籍からのご先祖調べ ~戸籍の解読2
次によく見かける用語を解説します。
●除籍
結婚や死亡などで戸籍から抜けることをいい、当該者には朱色で×印がついています。
●転籍
戸籍の所在地(本籍地)を別の所在地へ動かすことをいいます。
●家督相続
戸主が死亡・隠居などをした際、一人の相続人が戸主の身分及び財産を相続することをいいます。第二次大戦後の民法改正で廃止になります。
●戸主
戸主権を持ち、家族を統率・扶養する義務を負った家の首長をいいます。同じく民法改正で廃止になります。
●戸籍筆頭者
戸籍の最初に記載される者をいいます。原則として、婚姻の際に氏を改めなかった者が筆頭者になります。
●廃嫡
推定相続人の家督相続権を失わせることをいいます。
●嫡子(ちゃくし)庶子(しょし)
嫡子は本妻の子で家督を相続する子供をいい、庶子は妾腹の子供、旧民法で父の認知した子供をいいます。
●嗣子(しし)
家督を相続する子供をいいます。いわゆる跡継ぎのことです。
●離婚復籍
婚姻解消し、実家の籍へ戻ることをいいます。
●携帯分家
分家に際し父母を伴って新戸籍に入籍することをいいます。
●後見
後見人が禁治産者または親権者を欠く未成年のために財産管理や身上監護の任に当たることをいいます。