水戸藩の藩士系譜「水府系纂」
「水府系纂」は徳川光圀公の御代に編纂された「水城実録」をもとに、3代藩主徳川綱條公が命じて編纂が開始され、享保2年(1717)に60巻が成立しました。その後も幕末まで書き加えられ、幕末期には正編92巻、目録2巻、附録4巻となりました 。
収録藩士は御目見以上の身分のもので、初代藩主徳川頼房公に附属された家臣「慶長年中奉仕於伏見之輩」から始まり、出仕した年代順に藩士歴代当主の履歴などが記載されています。
現在、茨城県立歴史館で閲覧できます。水戸藩士を調査するには必須です。