家族関係が違うことも
「命日」より高い確率で見受けられるのが「兄弟順」の食い違いです。
過去帳や位牌を調べると、
「長男壮平には、兄の新太郎がいた」
「長男壮平と次男吉郎の間には、要吉がいた」
「二女やくには、二人の姉・はなと、はつがいた」などです。
稀な事例ですが、戸籍には「長男」として記載されていますが、実は養子であったケースです。
これは一族周知の事実で、意図的に戸籍に登録したといいます。
また稀な事例としては、不自然に年の離れた娘がいるケースです。
実は長女が生んだ娘なのですが、嫁入りするに子連れでは差し障りがあるということで、自身の娘として戸籍登録したというものでした。
このように戸籍は
ご先祖調べに有益な情報を提供してくれますが、
戸籍情報だけを鵜呑みにすれば、間違った先祖記録を
後世に残すことになりかねません。
戸籍は一つの資料、
その情報にも誤りがあると
仮定して取り扱う必要があります。
これはご先祖調査の鉄則です。